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水稲育苗における症状別の対策

水稲育苗における症状別の対策について解説いたします。以下をご参考にしてください。
以下にない症状についてもご相談いただければ専門家がお応えいたします。

発芽不揃い

原因 対策
 種籾を網袋に入れすぎ

( 給水ムラ、酸欠)
 種籾の量を網袋の容量の70%までとする
 浸種時の水温が低い
 
 (5℃以下)
 温度計で確認し、低い場合は加温する
 積算温度不足  品種毎の積算温度を守る
 播種時の床土の水分不足 床土に1ℓ/箱の灌水
 発芽温度が高すぎまたは低すぎ 温度計を使い最適温度に保つ

根上がり

原因 対策
 播種時の床土の水分不足  床土に1ℓ/箱の灌水
 覆土の量が少なすぎる  種籾が隠れる程度まで覆土をする

白化苗

原因対策
緑化時、強い直射日光に当たった 寒冷紗、育苗シートで遮光する

生育不揃い

原因 対策
 苗の緑化が悪い  芽の長さが1~1.5㎝で緑化する
 灌水時、覆土の粒が崩壊

(膜を張った様になり酸欠状態)
 柔らかい水圧で灌水する
 発芽後の低温  保温に努める
 床土の過乾燥、過湿 灌水の時間、水量を調節する
 苗立枯れ病 苗箱の消毒、薬剤散布

徒長苗

原因 対策
 日照不足
 灌水  午後の灌水を控える

マット形成不良(根張不良)

原因 対策
 日照不足
 灌水によるもの  午後の灌水を控える
 床土の中の酸素不足  新鮮な水を育苗箱の下から流れ出るくらいたっぷり灌水する
 夜間の温度が低い 保温に努める(育苗シート、ストーブ等)

葉が針状になる、葉先の枯れ込み

原因 対策
 高温、風等による床土の乾燥

(ハウスの換気が遅れた)

(強風時、換気量が多くなった)
 灌水をたっぷり行う
    

 
 
  
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